トレット・ファミリー インタビュー@バックヤード

 「父親たちの星条旗」をひと休みして、「ワイルド・スピード」シリーズの話に。先日、Teen Choice Awardで、“Choice Movie Actor: Action”部門で、ポール・ウォーカーが受賞しました。同じく、“Choice Movie: Action”で「ワイルド・スピード スカイミッション」が受賞したこともあって、ヴィン・ディーゼルが他の出演者が壇上に立ってポールに捧げる受賞スピーチをし、そのなかで、会場にいたポールのひとり娘にも触れたことが話題になっていました。

そんな今も、日々ポール・ウォーカーの出演作を探しては初めて見て、興奮したり楽しんだりしている私にとって、彼は亡くなってないかのような存在です。過去の作品をすべて見て、インタビューも検索し尽くしたときに、初めてこの旅も終わってポール・ウォーカーを追悼しようという気持ちになるのかもしれません。その日はいつか来るのに、そのことは考えないようにしています。

さて、「スカイ・ミッション」に関するお話です。YouTubeで、「Furious7 interview」と検索をかけると、トップで出てくるのが、アメリカNBCの情報ニュース番組「TODAY」で放送された、トレット・ファミリーとジェームズ・ワン監督のインタビューです。

このインタビュー映像は、あのトレット家のバックヤードで、インタビュアーがホームパーティーに招待されているような雰囲気のなかで撮影されています。出演者たちと監督の仲の良さが出ていて、見ていて楽しい気持ちになれます。特にタイリースのいじられ方が映画そのままで本当に笑えるし、ドウェイン・ジョンソンの優しそうなところや、ジェームズ・ワン監督の人の好さそうなところもみれて、ファン必見のインタビューではないでしょうか。残念ながら日本語字幕はつきませんが、完璧にはヒアリングできない私でも、結構笑ってしまいました。

やっぱり、と言うべきか、序盤からインタビュアーはポール・ウォーカーに触れ、出演者たちにポールについて話させようとします。どうしてもしんみりしてしまうなか、「俺たちを泣かそうとしてるな!」と、笑って雰囲気を変えようとするタイリースの明るさが素敵です。ポールとの思い出は?という質問に、皆がまた静かになってしてしまいそうになるなか、ジェームズ・ワンが率先して披露してくれた話が、個人的には好きです。

その内容は、今回出演していたトニー・ジャーとの格闘シーンの撮影で、「カット!」と声がかかる度、ポールとトニー・ジャーが毎回ハグしあっていた、という話です。ジェームズ・ワンが、そういうふたりを見るのが本当に好きだった、と話すと、続いてタイリースが、「ワイルド・スピード2」での格闘シーンをポールとふたりで練習していたときの話をします。ポールが途中で止めるということを知らず、タイリースに技をかけたまま「どうだ?」ときくので、腕を後ろにねじ上げられたまま、「あぁ、まぁ…」というしかなかった、とうことです。どちらの話もなんとなく目に浮かんで、微笑ましいですよね。

http://youtu.be/AWu1bv4dN2s

ちなみに、そのポールの思い出話は、アタマから10分あたりのところです。